遅咲きハードなロケンロー

 定期的にキメエロ関係の話がしたくてしたくてアヒャヒャヒャヒャとなるラオですこんばんわ。

 いやー、すっかり秋ですねー。冷房も暖房も必要なく全裸で過ごせるこんな切ない季節はキメオナにもキメセクにも最適過ぎて困っちゃうな!という持論のもと、じゅぐじゅぐのキメオナ修行の話でもしちゃいましょうか。

 どの話にするか迷っちゃうなー。えーとじゃあ今日は空港で拉致されて最高な話1の冒頭で書いた旅行先での話をば。


 あれは確かカナダの大都市だったと思う。安宿に泊まったら日本人も何人かいてね、その中の一人、ゴリって男と仲良くなった。見た目は普通の好青年なのに、中身はゴリゴリのドヤンキー。アメフトのために留学してきたハズが、一瞬でクサ中に落ちた沈没組だった。というか、俺とツルみ始めたから沈没した感じだったかもな。

 俺の部屋に何人かで集まって酒を飲みながらボングを回すとゴリのところでよく止まった。吸いながら話すのが好きなタイプで、ボングを次へ回すのも忘れてケラケラ長話をする困ったヤツだった。ゴリよ、それは俺のネタだから、しかも高かったからソレ。炙るだけ炙ってケムリを立てたまま怖い話とか、やたら長くなりそうな話題は困っちゃうのになーなんてショッパイ思いをすることも多かったけど、まぁ基本的にはノリのいいおもろいヤツだったのよ。


 ある日そいつがパーティのフライヤーを拾ってきた。「これって今夜じゃないッスか!行ってナンパしましょうよ!」なんてハシャぐゴリに対し俺はナンパが苦手だと伝えたら「もちろんラオさんの分も俺がナンパしてきますって!」なんてゴリ押しされちゃったもんだからさー、仕方なく俺の部屋でガッツリとクサを吸ってから夜の街へ出かけたわけ。

 地図を見たらダウンタウンの奥にあるクラブでやるらしい。それなら向かう途中でストリートプッシャーから何か買ってから入りたいなー、なんて思いながら歩いてたら、そういう日に限って誰にも会わないのよこれが。

 手持ちの武器はスネに張り付けた3本のブラントのみ。しかも箱パーティってことは、吸えない可能性もゼロではない。うーん、こりゃパーティ内の売人を探さなきゃなー。


 そんな微妙なテンションで着いた場所には、俺達日本人から見ても明らかに中学生とか高校生とわかるガキしかいないという、悪夢のような光景が広がっていた。

 一応、入場チェックの列に並んだら、タバコはスルーされたのに何故かリップクリームを没収された。なんでも、リップクリームの中身をほじって、そこにドラッグを隠し持って入るケシカランやつがいたからだとか。

 ま、それもしゃーない。入場料の5ドルも許そう。だがこの箱の中で踊っているガキどもはなんなんだ!?よく見たら○○スクールのナントカパーティなんて段幕が掛けられてて、もうウチラ撃沈よ。ナンパどころか酒すら売ってねぇド健全なお子ちゃまパーティですわコレ。

 それでもゴリは「保護者としてお姉ちゃんとか連れてきてるコとか探してみますよ!」なんて性犯罪まっしぐらにフロアへ消えていった。

 一人にされた俺は、仕方なく買ったドクターペッパーをちびちび飲みながら、フロア真ん中の大階段に座ったまま、キャッキャウフフと慣れないテクノで頑張って踊るガキどもを眺めて時間潰してた。

 あーもう帰ってクサ吸いてーなー、なんて考えていたとき、いきなり一人の男が俺の隣に座って話しかけてきた。

 よー!楽しんでるか?なんてラッパー気取りのその男、いや、よく見たらちょっとイキがった感じのただのガキだったが、いきなり肩を組んできて「コレ買わないか?」と手のひらに載せた錠剤を見せてきた。

 ほえ?だよこっちは。こんなガキがプッシャーかよ。カナダもイカれてるわー、なんて考えつつも、なんだコレ?って聞いたら耳元で「エクスタッスィーメーン!」だと。ほう、いくらだ。1200円程度か、まぁボッてはいないな、ホンモノなら。

 でも錠剤がかなりデカい。聞き取れた言葉の中に「ダブル」ってのがあったから、2in1か?と聞いたらイエ~スメーン!ときた。

 まぁガキに小遣いをやる気持ちで1つ買ってすぐにドクターペッパーで飲み干した。それを見届けたガキは「楽しんでくれよな!」と、俺を残してどこかへ消えていった。


 しばらくしてゴリが「可愛いコいましたけど言葉が難しいッスねー」なんてショゲて帰って来たから、俺の方で起こったことを話したら少し悔しがってた。ケミは食わないっていつも言ってたからゴリの分は買わなかったよって言うと、「いやーそれでもその麻薬取引の現場とか見たかったなー」だって。いや、お前いつも俺とクサ買いに行ったりしてるじゃん。お前のそのラインがわかんねーよ俺には。


 そこから一時間、俺の玉がアガるのをフロアでフラフラと待ってたんだが、これが一向にアガってこない。あー、やっぱガキのイタズラでラムネでも買わされたかーなんて笑いながら、さすがに飽き飽きしてた箱を切り上げて宿へ向かった。

 いやー、まぁこれはこれで話のネタにはなるからなーって俺が言ったら、ゴリは「中坊にパチモン掴まされるって、ラオさんすげー武勇伝できましたね!」なんて爆笑してた。

 そんで帰ったらクサでも吸うかって提案してみたところ、もう遅いんで手持ちのネタ吸って寝ますって。あーわかったよ、じゃあ今日はおつかれー!なんて挨拶してからお互いの部屋へ戻ったつまらない夜だった。




 と、思ったら!ベッドへ横になった瞬間に気づいた!アガリ、今来た!なんだこの時間差攻撃は!食ってから一時間半だぞ!こここんなタイミングでうひひいいい!!

 とんでもねぇパワーの超速ブチアガリ。震える眼球もすさまじく、カクカク揺れる視界の中、俺はようやくの思いでローションとラッシュを手に取り、ビデオの再生ボタンを押したのだった…。