ループに次ぐループ。ずっとこのチリチリする快感に沈んでいたかった。たった今吸ったシャブで肉欲も体力もみなぎっている。
が、残念ながらもう限界だな。
プツッと糸が切れるように、そう、感じた。俺の股間にまだ顔を埋めていたユウコを引き戻し、さすがにもう無理だ、ゴメンね、と腕枕をしてやった。目をつぶって大の字で休む俺に、彼女は心地よい優しい声で「ウタさん…ウタさん…」なんて囁き続けてくれた。
なんでこんなにも唐突に終わりがきたのか。理由は実のところ単純で、もうチンコが痛くなっちゃったからなんだよね。
口でされて少しでも歯が当たると激痛が走るほど、長時間の摩擦で俺のモノはボロボロ、つまり擦りむけたような状態になってたってわけ。ユウコの下の毛はかなり薄い方だったんだけど、それでもこれだけヤレばそりゃ竿も削れるさ。おまけに今日はずっとアブリだ、毎度シャブを吸った直後にしゃぶられてたら、強アルカリで溶けるに決まってる。最高の時間だったけど、キメセクの方程式からすれば、最低のヤリ方だった。
しばらく休んでからまたシャワーを浴び、着てきた服に着替えた。それでもまだユウコはシャブを吸ってたっけ。俺は少しだけクサを吸ってからテーブルの上にバラつく違法薬物を丁寧に片付け、何も痕跡を残さないように何度も指差し確認をしてからバッグを閉じた。
ずっと世話になった空き缶パイプを足で踏み潰し、最後のタバコに火をつけながら舟を握りつぶそうとしたら、「まだめちゃめちゃ残ってるよ、ソレ…」と、ユウコが心配そうに伝えてきた。でもまぁ、コトは済んだし証拠も残したくないからね。そう言うと彼女は少し悩んでから、ウタさんが捨てた方がいいって言うならそれでいい、そう言って自分も帰り支度を始めた。
二人でラブホを出ると外はもう暗くなっていた。1時半に入り、フリータイムへの切り替えと延長、そんで出たのが20時だ。シャワーとアブリの時間を考えても延べ15時間以上は入れっぱなしだったことになる。我ながらイカレた記録を叩き出したユウコとのキメセクは、駅前で彼女をタクシーに詰め込んだところで終わりを迎えたのだった。
ここからはただのふざけた雑記になるが、ユウコの乗ったタクシーを見送った俺は、近くのビデオボックスに入ってシャブとクサを吸いつつ、さっきまでのキメセクを思い出しながらキメオナにハマッた。まだやんのかよ!って感じだよな。ガッツリとキメればチンコの痛みなど消し飛んだから、持ってきた電動オナホでギュンギュンに楽しんだ。
しばらくすると、自分でも気付かない内に射精していた。たぶん、イッた反動で記憶が消し飛んだのだろう。強烈な脱力感に襲われ、そろそろ終わりにして寝るか、なんて考えながらなぜかシャブを吸った。その矛盾に気付いて、いい加減もう頭もおかしくなってるな、とクサをガン吸いしてから眠剤と安定剤を食いまくって無理矢理眠った。
そこから何時間寝たのか、本当に眠れたのかすらわからないが、いつの間にかセットしたらしい目覚ましで、24時間コースの終了間際に目が覚めた。起き上がろうとしたが、全身を針で突き刺されているかのような凄まじい筋肉痛で、ピクリとも動けずに天井を見上げて固まった。例えるならアレだ、ベジータに4倍界王拳を使った後の悟空みたいな状態。ほんのちょっと動こうとしただけで、ウギャアアア!と叫びたくなるほど、ユウコとの15時間耐久レースの代償はデカかった。
そんな瀕死の状態ではあるが、退出予定から一時間もすれば清算の電話がかかってくることも知っていたから、抜け際の追い立てられるような焦燥感と警察への恐怖がごちゃ混ぜに襲ってきていたのもあって、無理矢理に体を起こしてクサを吸い安定剤をガブ飲みしてから這いずるように店を出た。
そこからは確かカプセルホテルへ移動して二日もかけて風呂とビールでシャブを抜いたと記憶している。ユウコからの再戦依頼に翻弄されつつも、手元のシャブには手を付けることなくクサと安定剤だけでなんとか乗り切った。まぁでもラッシュがなかった分、抜くのは楽だったかもな。
その後ユウコとは、この話の最初にも書いた通り、俺が仕事だのケーサツだのと忙しくしている間に連絡先もわからなくなってね、残念ながらそれっきり。たまに思い出してはこうしてガマン汁でパンツをびたびたにする淋しいウタさん改めラオちゃんなのでありました。ちゃんちゃん。