現役の皆様、退役未練組の皆様、そして好奇心だけでここへたどり着いた皆々様、ラオですどうも。
今回は正しいキメオナなんてやったらダメ絶対!という話をします。
ダメなんです。アレはダメ。その扉の向こう側に一歩でも踏み入れたら、もう二度と戻れません。
まだキメセクの方がマシ。相手がいないと溺れることもできないから。
でもキメオナは違います。ひとり、気ままに、ロックンロールできちゃいますから。無理にでも、ウソをついてでも、冠婚葬祭をブッちぎってでも、時間と場所と薬が手に入ったその瞬間から全力スタートなんですから。
だからこその、すすめない。あなたの症状がこれ以上進まないために、心して読み進めて頂ければと思う。
さて、まずはキメオナで俺が選びたい薬物のランキングからいきましょうか。
第1位 エクスタシー(シャブ玉に限る)
第2位 覚醒剤
第3位 コカイン
以下省略
賢明な諸兄から見れば、覚醒剤が1位でないことは不思議に思えるだろう。ふむ、わからんじゃない。
だが、逆に問おう。キメオナの最たる目的とは何かね?
性欲の解消?いや、違う。キメオナとは、性欲を追いかけ続ける行為であり、解消では決してあり得ない。
ではオナニーそのものを楽しむ行為か?いや、近しいように見えて、実はこれも違う。それはケミカルによって過剰に放出されたドーパミンの奴隷となっているだけだ。部屋掃除やテレビの分解にハマるのとなんら変わりない。
では一体それは何なのか?あまりにも答えが簡単だからこそ忘れがちな事実、数々の困難と危険を乗り越えてまでキメオナに命を費やす至高で無二の目的とは、
「常軌を逸した性・的・快・楽」
以外なにものでもない、いや、さらに表現を研ぎ澄ますなら、
「性的快楽そのもの」
であるべきなのだ。
なぜなら、ケミカルは時に目的地と到着地を間違えたまま誘導しやがることがあるからだ。ケミ食って何かにハマッて数時間が経つころ「…俺、何やってるんだろう…」なんていう無限の虚無感に襲われることがよくある。単なるドーパミンの枯渇であるにも関わらず、その精神的ダメージは計り知れない。
キメオナに限定すると分かりづらいかもしれないが、「シャブを炙って吸うことにハマる」という、ハムスターのカラカラ車みたいな症状、と言えば伝わるか?目的地が無く、ハマること自体にハマってしまうという無惨な状態だ。キメオナも一歩間違えるとその領域でしばらくさ迷うことになる。
手軽にスタートできてしまうからこそ、しっかりとした目的地を明確にしづらいというところがキメオナの悪いところだな。現役諸兄よ、ドーパミンの奴隷となるべからず。明確な目的地を持たず迂闊な旅には出ないことだ。
また、性的快楽を第一としない反復運動と集中へのハマリは、性器周辺の皮膚および粘膜に重大な損傷を与える危険が常にともなう。つまり、コスり過ぎて皮がむけるのだ。
センズリマンズリの最中はドーパミンで痛覚が意識の外に置かれてしまうから、そんな異変にすら気づけない。二時間もガシガシやってみろ、次の日からが地獄だぞ。
結論として、快楽を明確な主目的として追及しない突発的なキメオナはあらぬ方向へ進む可能性があるので、できればスタートする前段階で考えを改め、コスり始める前にストップしておいた方がいい。
逆に快楽を最大の目的とするならば、薬の順位は上記のようになる、とまずは前提を置いておく。目指すのはドーパミンではなく、出しうる限りのエンドルフィンなのだよ、ふふふ。
ここまでキメオナの本質と注意点を書いた。いや、注意を喚起するために本質と目的を明示してみた、というところだな。
では今から正しいキメオナの準備を説明したいんだか、長くなったので第二章へつづくこととしよう。
そうだ、追加説明を少し書くと、上記ランキングの3つには、当然クサとラッシュを混ぜることが大前提だからな。混ぜないなら俺にとって意味は無い。皆無。
手元に薬があると我慢できないヤツも多いけど、俺はケミとクサとラッシュ、この三種の神器がそろわなければ、心の封印は解かれない。それほどに、単体とミックスの差は、大きい。
つまり、これから書く正しいキメオナの準備も、読んだ誰かが実現しようとしても、かなり骨が折れる作業になるから、まぁ知的好奇心を満たして満足してくれるとありがたいところだな。だって今はもうラッシュが手に入らないからね。残念な世の中だよマッタク。
というところでまた次回!