渋谷へ下る夜の飲み屋街をテレンテレンと歩く。排気ガスまみれの空気も今はサイコーにウマイ。実にいい気分だ。こんなとき、東京ってスゲーと、割と本気で思うんだよ。年がら年中、街全体がクリスマスツリーみたいに光ってやがるんだからな。人の数もハンパないし、その一人一人がくすぶらせている全ての欲望を叶えるゲスなパワーに満ちあふれている。ああ、素晴らしくサイコーなキチガイナイトだ。ノビーも来ればよかったのにな。
そんなハッピー散歩の中、夜の街のネオンがやたらと目に飛び込んできて実にエロ楽しかった。居酒屋…バー…キャバクラ!!スナック…居酒屋…オッパブ!!ネオンを目で追っては3の倍数でエロくなる。風俗ビルなんてあろうもんなら大変だ。下からガールズバー!キャーバクラ!ラーンパブ!オーッパブ!セークキャバ!!
そんなネオンのエロフィーバーに翻弄されていたら、キャバの客引きネーチャンが声をかけてきた。しかし残念だな!そのチャーミングな営業スマイルも今の俺には効かないぜ!いや、効いてるか、効いてるけど俺は今モーレツにチンチンをさわって欲しいのですよ!よしんばオッパブに吸い込まれたとしても、キッス程度じゃこの情熱は消せやしないさ!
「きき今日わっ!キャバじゃないんだす!ドゥヒョヒョ!」と、客引きネーチャンをクールにかわし、安息の目的地を探す旅を続けた。もはやこの散歩自体が目的になりそうなほど楽しかったが、残念ながらこの街にはケーサツが多過ぎる。職質からの任意同行で尿検&逮捕コンボなんて普通に有り得る話だ。箱からもだいぶ離れてしまったし、そろそろキメなきゃ危ないな。そう思って改めて街のネオンを見回すと、そのひとつに「韓国マッサージ60分12000円」の文字が。疲れた体にマッサージ!値段もエロいことしてくれる感じのほどよい高さ!今夜は韓国アガシとブギーバックに決まり!客引きの波をかいくぐり、エレベーターへ素早く身を滑り込ませた。
チーンとドアが開くと同時に、いかにも風俗店らしい匂いが鼻を襲った。酒とタバコと香水に消毒液が混ざったあの独特なエロい匂い。もう止まらないよね、このムラムラは。
「若いオンナノッコいるカラネーすぐ入れますヨ」と愛想笑いを浮かべる韓国なまりのオバチャンマダムに金を叩きつけ、60分で!と声高に宣言した。早く!早くしてくれ!誰か俺のチンチンを触ってくれーッ!
ソワソワしつつ待っていると、すぐにアガシがやって来た。確かに若いと言えば若い。そして美人と言えば美人な部類かな?サンシャインのおかげも相当あるだろうが、そこそこ満足なアガシに当たったようだ。トイレなら大丈夫ですと先手を打ち、すぐその嬢に案内してもらうと、2畳ほどに区切られたスペースにマッサージベッドが一台という実に簡素な部屋へ通された。ここで脱いで別室のシャワーかな?と思ったら、マッサージ店なのでシャワーはありませんと。これはまずい、もしかしたらエッチなタッチはありませんとかフツーに言い出しそうな雰囲気だぞ。そんな俺の苦悩もつゆ知らず、アガシはテキパキと準備を整える。ま、なるようになるさと俺はなかば諦めて、アガシの言う通りに服を自分で脱ぎ、パンツ一丁でベッドへうつ伏せになった。
色気のない明るい小部屋で、「シツレイしまーす」を合図にド素人マルダシのマッサージが始まった。ふと見ると、アガシはうすいピンクのキャミソール?というかネグリジェ?みたいな変な格好をしていた。ヒラヒラから伸びるナマ足は少しエロい気もするが、いかんせんうつ伏せなため顔も見ることができない。少し気分は落ち込んだものの、ヘタクソなマッサージでも玉のキキメでホンノリと気持ちよく、日本語の達者なアガシとの世間話も悪くなかった。
「お客サン!すごい汗ネ!」
唐突にそう指摘されてドキッとしたが、この部屋暑いからねーと冷静に返した。ケミ食って暖房の効いた部屋で女に触られてんだ、そりゃ汗もかくわ。玉のアガリこそ落ち着いたけど、食ってから三時間も経ってないしな。あーチンコ触って欲しかったなーなんて考えてたら、「じゃあ今度はウエを向いて下さい」と言われ、少し鼻息が荒くなってしまった。素直にあお向けになると、アガシが笑いながらタオルを投げてよこした。ああ、確かに笑えるほど汗でビシャビシャだ。
顔と頭をセルフで軽く拭き終わるとアガシは俺の頭から腕、手のひら、胸、そして足とマッサージを続け、とうとうその手がフトモモの付け根に到達した。荒ぶる鼻息も隠せぬまま、チンコ周辺をグイグイと揉まれまくる状態がしばらく続いた。あふっ!おふっ!つい声が漏れてしまう。ふむ、悪くないぞ、この生殺し感。触れずとも女体はそこに在り。プレイと考えれば、これもまた一興。…なんて仙人レベルの自己抑制を楽しんでいた矢先だ!アガシの手が俺のチンコの横腹をかすめた!驚いてアガシの顔を見たら笑ってこう言うじゃないか!
「お客サンはキモチイことしますか?」
キターーーーーーー!!!逆転サヨナラホームラーン!!
もうね、北斗の拳ばりにパンツが弾け飛んだよね、ズババーンと。実際のところはスポポーンと脱ぎ飛ばしたんだけど、もうテンションマックスだよねこんなの。
さぁ!パクッときてくんな!そんな気持ちで横になっていると、いきなり冷たい快感がチンコを襲ってきた。なんとその女、このごにおよんでローション手コキを始めやがったのだ!
「クチはダメ!服も脱がないヨ!」
あばばばばば!!そんな殺生なー!!そこからはローションを継ぎ足し継ぎ足しのまったり手コキ。いや、そりゃ気持ちいいんだけどね、なんつーか、ぜんぜん足りない感じって言うの?ケミ食ってるからイケないとは思うけどさ、もう少しこう、パワーとスピードが欲しいんだよね。あーもう、そうじゃなくて、うーん…。
そんな微妙な手コキタイムの真っ最中に、いきなりピピピピ!と終了を知らせる無情のアラームが鳴り響いた。えぇ…ここで終わりかよ…。ガックリと肩を落とす俺に、アガシが今度はこう言ったよ。
「エンチョーしますか?30プン6000円」
ちくしょー!意味など無いとわかっちゃいるが、すぐさまサイフから金を出してしまうんだよなーこれが…。いったん手を洗いに行ったアガシが戻ってきて俺から金を受け取り、また足早に部屋を出て行った。それをマダムに渡してすぐに帰ってきたアガシは、元のポジションへ戻って横になっている全裸の俺へ近づくと、先と同じくローション手コキを再開した。
が!なぜかさっきまでの生ぬるい手コキとはまるで別物、繰り出すテクニックが段違いではないか!ほどよい握力と絶妙な手首のひねり、そして何よりイカせる気マンマンのシコシコスピード!さっきまでのまったり手コキは延長させるための演技だったというのか!ぐおおおお!ギンモヂイイイ!イッグウウウ!ダハァッ!…チーン
もうね、瞬殺よ瞬殺。ケミ食っててあんなにソッコーでイカされたのは、後にも先にもあのときだけだわ。延長は30分のはずが、出したらすぐ追い出されたし。締めて18,000円也。気持ちよかったしイケたけど、なんかスゲー微妙な気分よね。
面白いミヤゲ話もできたしまぁいいかと、ノビーを残したクラブへフラフラと歩いて戻った。ひとしきり韓国マッサージの顛末を話したらノビーも笑って許してくれたが、別件でひとつ頼みごとがあると言う。ノビーの彼女を家まで送って行ってくれないかということだが、ん?これはエロいフラグか?寝取りに興味は無いが、キキメで女と二人になる状況に戸惑いつつ、ネタをくれたノビーの頼みだからとすんなり請け負った。この軽いノリが間違いだったんだよねー…。