~ シャブが大好きサツキさん1 ~
昨日の仕事中にソープランドを見かけてからムラムラして仕方ないラオ先生ですどーも。
こんなときはキメセクの話でもしようかなと思うのですが、反対の方はいらっしゃいますか?いませんね?じゃあ先生は今からいろいろ思い出して半勃起で作文するけど、みんなのパンツはまだ履いたままでいいですからねー。挿入までは少し時間かかりまーす。はーい、では序章から始めますねー。
サツキという女と会うことになったのは、空気も本格的に冷たくなり始めた11月の末、人肌が恋しくなるクリスマスシーズンのことだ。
出張先のお付き合いでしとどに酔っ払った俺は、ホテルへ帰って何の気なしに開いたキメトモ募集掲示板をムラムラしながら流し読みしていた。あります、押します、届けます、などなどネット売人の書き込みばかりが目立つ中、たまに「今からどうですか?」なんて書き込みもあるにはあるが、そのほとんどが男ばかり。鳥肌ものの、縦割れの、北から入った混ぜ物ナシのマブネタです、そんな売り文句で女を釣ろうと頑張るジャンキーどもの書き込みはいつ見ても楽しいもんだ。中でも「顔とテクニックには自信あり」とか「自慢の巨根で朝までイカせまくります」なんてヒジョーにサムい書き込みを見ると、他人事ながら赤面しちゃうよね。
しばらくそんな風にジャンキーのバーチャルナンパを見て楽しんでいたところ、サツキというハンドルネームで「どなたかお時間を合わせて楽しめる方はいませんか?」みたいな落ち着いた書き込みを見つけたんだよ。女の書き込みも、ほとんどが「今日の夜」とか「今から」とか、切羽詰まった切れ目マルダシで、しかもゴチに送迎に援助までねだる恥ずかしいヤツまでいるときた。それにくらべてサツキの書き込みは、見方を変えればかなり年期の入ったような、もしくは逆にあまり馴れていない普通の素人さんのような、とにかく不安を感じないマトモな雰囲気があった。
名前欄にしっかり連絡先も記載されていたので、足跡がバレにくい海外サーバを経由する匿名のアカウントから連絡してみた。俺の年齢も書いた上で、もし良ければぜひ、という形でメールしたんだが、まぁ返事なんて来るわけない、そうタカをくくっていた。そしたら夜中になって返事が来てたことに気づいて驚いたよ。そのメールだってとても丁寧に、お互いのスケジュールを合わせましょうとか、ご無理のないようにとか、とにかく優しい気づかいがすごい。しかも、失礼かと思って訊かなかった年齢まで自分からこちらに伝えてきた。ヤバイ、俺よりずっと若い。俺みたいなオッサンでいいのかな?と返事したら、こちらこそ私でよろしいですかと。キメセク目的なはずなのに、このメール交換だけでちょっと好きになっちゃったよね。
もちろんこのやり取りの中でネタの話なんて一切しない。ただ、持っていく量とドーグの参考として、けっこう食べる人ですか?月は好きですか?と訊いてみたら、フルーツとお皿は自分で用意するので大丈夫ですよ、ときたもんだ!これで完全に撃ち抜かれたね。そりゃこっちだって最初から一晩じゃ食いきれないほどの量を持っていくつもりだったけど、まだ顔も知らないサツキからの優しい気づかいを感じられて、やはりこういうやり取りって大事だなと改めて思ったよ。最後にあった、特に急いでいるわけではない、というサツキの言葉を受けて、俺が出張から帰ったその夜に会おうと誘ってOKをもらった。
俺は出張帰りにあわてて紳士服売場へ駆け込み、冬物のコートと少しお洒落なカジュアルスーツを新調した。相手は若い女でこっちはいい年したオッサンだ、少しはカッコつけておかないと遠目から確認して帰られてしまうかもしれないからな!
そこから一度家へ帰って大急ぎでネタとドーグ、そしてその他もろもろのグッズと着替えをスーツケースに詰め込み、いそいそとシャワーを浴びた。もちろん念には念を入れてチンコをキレイに洗い、インモーもローションでトゥルトゥルに剃って、最後はコロン代わりにシャンプーで流してチンコ臭を誤魔化した。どうだ?キモチワルイオッサンだろ?
俺はもともと家でネタを食うことはない慎重派だ。そのかわり食うと決めたときはトコトン飽きるまで食いまくり、その後は体からクスリを抜くためにホテルなどにこもることにしている。サツキと会う日もそこから数日分、近場のビジネスホテルを予約しながら待ち合わせ場所へと向かった。
「こんばんはー!遅れてごめんなさい!」
あえて駅の目立つ場所で待っていたら、ほどなくして白いコートを着た恐ろしく美形の女性が俺に声をかけてきた。こんな美人が俺の相手なはずが無い、そう考えてしまった俺は一瞬彼女を無視してしまったが、「サツキです、ラオさん…ですよね?」と言われて思わず大きく二度見してしまった。クソダメのような掲示板で出会ったシャブが大好きな女サツキは、切れ長の猫目でニッコリと笑いながらショートカットをフワリと揺らすような、とても可憐で美しい女性だった。